おはようございます。 「TikTok」運営元の中国バイトダンス社は株式の上場計画を「無期限」に棚上げしたようです。
先んじて上場した配車サービスの「DiDi」は、アプリが配信停止になるなどの措置を受け株価が低迷。中国当局は海外に上場する中国企業への規制を強化しており、今後も影響が広がりそう。
Shutterstock
先日大きな話題を呼んだ、pring社をGoogleが買収するという報道。実現すれば注目が集まりそうなのが、米国で提供される予定の『Plex Acount』との関わりだ。
2020年11月、Googleは米国向けに『Google Pay』アプリの大幅リニューアルを発表。決済機能にとどまらない機能拡充が明らかになった。
当時、Google Payの利用者は30カ国に1億5,000万人。大きな数字ではあるが、Googleというプラットフォームの巨大さを考えれば、大きな成長の余地があると言える。
新たに重視するのが「関係性」に重きをおいたユーザー体験だ。友人にチャットで送金したり、グループ内での割り勘、店舗での支払いなど。10万を超える飲食店で、食事を注文することもできる。
そんな中、ひときわ注目を集めたのが『Plex Account』である。
Plex Accountは、Google Payアプリ内で作成できるモバイルファーストな「銀行口座」。口座としての機能は銀行や信用組合によって提供される。連携先の一つであるシティは3月時点で「2021年内に開始予定」とツイートしている。
一方のpringは2017年に設立。みずほとメタップス、WiLの実証実験を起点に、送金アプリ『pring(ぷりん)』を展開してきた。
大手メガバンク3社全てとの口座連携も実現。熾烈化した国内市場を尻目に、2019年には法人から個人のスマホに送金する「業務用プリン」を開始するなど、独自のアプローチで事業を展開してきた。
業務用プリンは手数料が一件あたり50円と安く、経費精算やキャッシュバックなどにかかる振込手数料を大幅に削減できる。事業者との連携は、Google Payが目指している方向性と合致している。
Shutterstock(画像は2014年のもの)
英国の実業家リチャード・ブランソンが宇宙事業「ヴァージン・ギャラクティック」でのテスト飛行に自ら搭乗し、無事帰還した。
ジェフ・ベゾス氏に先んじて創業者によるテスト飛行を成功させたわけだが、歴史は長い。設立は2004年のことで、それまでにもプロトタイプの開発に数年をかけていた。
特徴的なのは「水平型」の飛行システムだ。垂直に発射される一般的なロケットとは異なり通常の航空機に近いため、パイロットにとっても運転しやすく安全性が高いとされる。
2021年1〜3月期の売上高は計上なし。純損失は1.3億ドルにのぼった。チケットあたり25万ドルと高額ながら、すでに約600件も販売(≒1.5億ドル相当)しており、デポジット金は8,000万ドルにのぼる。
あまりに未知数な事業だが期待は大きく、時価総額は100億ドルにのぼる。新たに5億ドル分の株式を発行するという発表もあり、昨晩はわずか1日で17%も株価が急落した。
Strainer
グローバル決済企業「Flywire」。先日ご紹介した「Wise(旧TransferWise)」とは異なるアプローチで創業した、国際送金のためのプラットフォームだ。
ボストンに本拠地を置くFlywireは、教育、医療、旅行、法人間取引などの領域に特化して決済体験の向上に取り組む。いわゆる「バーティカル」な決済ソリューションを提供するのが特徴だ。
一見すると複雑なサービスだが、創業の起点はシンプルだ。それは、「留学生に簡単、安心、低コストな海外送金サービスを」提供すること。
先日の記事ではその経緯についてご紹介した。ぜひチェックしていただきたい。
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