おはようございます。 米国や英国では新型コロナ感染が落ち着きを見せ始めていますが、インドやブラジルといった地域では依然深刻です。
当初この感染が中国で始まったように、他国のパンデミックは世界どの地域でも無縁とは言えません。インドの感染拡大でも新たな変異株が発生。パニックは禁物ですが、状況を引き続き注視したいところ。
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Amazonが4月29日、2021年1〜3月期決算を発表した。
売上高は前年比43.8%増の1085億ドル。外出自粛の打撃を受ける実店舗販売を除き、主要セグメント全てで大幅増収を達成した。
営業利益は同2.2倍の89億ドル。株価は再び上場来高値圏へ浮上し、足元の時価総額は1.75兆ドルものぼる。
主力のオンライン直販売上は44.3%増の529億ドル。サードパーティ販売による売上は63.7%増の237億ドルとなった。
35ドル以上の注文で配送料が無料になる「Same-Day Delivery」の対象商品を300万点超に拡大。試着サービス「Prime Wardrobe」にスタイリストとのチャット機能を追加したり、配送ロボ「Amazon Scout」の展開エリアを広げたりと、多方面で利便性の向上が進む。
動画配信サービス「Prime Video」も好調だ。直近で2億人を超えたプライム会員のうち、実に1.75億人がこの1年間で利用。試聴時間は 「前年比70%増の水準」 (ジェフ・ベゾスCEO)だという。
AWS売上も32.1%増の135億ドルと高成長。「ナショナルホッケーリーグ」や自動車部品メーカー「Continental」などから新規案件の獲得が進む。同日、ウォルト・ディズニー・カンパニーが「Disney+」の拡大に向けAWSを採用したことも発表。
今後の懸念の1つは前年からの反動減だ。2Qの売上予想は前年比24〜30%増の1100〜1160億ドル。伸び率は鈍化するものの、大幅増収を見込む。
Strainer
Appleをめぐる直近の動きで興味深いのが、ポッドキャスト領域における動向だ。
新たに発表された『Apple Podcasts Subscriptions』では、有料ポッドキャストのマーケットプレイスを展開する。
土台にあるのは、Apple Podcasts上に存在する何百万という無料ポッドキャスト群だ。有料課金プラットフォームは5月から利用可能で、170か国で一気に対応する。
昨年には有名配信者のジョー・ローガンがSpotifyと独占契約を結び、Appleなど他プラットフォームから引き上げた。その後、ローガンの人気が下がったという声もある。
ポッドキャスト領域をはじめ、最近Appleは数々の発表を行なった。直近の決算についても昨日の記事でご紹介した。是非チェックしていただきたい。
Twitterが4月29日、2021年1〜3月期決算を発表。売上高は前年比28%増の10.4億ドルだった。
3月にはブランド広告が堅調だったほか、MAP(Mobile App Promotion)の成長率が加速。営業利益率は5%で、営業利益は5,200万ドルで着地した。
マネタイズ可能なDAU(mDAU)は1.99億人に伸長。そのうち米国は3,800万人、海外が1.62億人だった。
現在注力しているのは「トピックフォロー」機能。1〜3月期には700をこえるトピックを海外で公開し、英語圏ではフード、サイエンス、エンタメなどの領域を強化した。
現在は9言語で7,000ものトピックに対応。会員登録時にもフォローするトピックを選択できるようになり、新規ユーザーの33%が登録時にトピックをフォローするようになった。
クローン機能「Spaces」は本家Clubhouseに先んじてAndroid版を発表。買収した「Revue」によるニュースレター機能とあわせ、対話を促進する場所として注力する。
プラットフォームとしての健全さを高めるため、米国では「Birdwatch」機能のパイロット版を開始。誤解を招く情報が含まれていると思われるツイートに対し、ユーザーがメモを追加できる。
2Q売上は9.8〜10.8億ドルを予想。営業損失は1.7〜1.2億ドルを見込む。「売上が費用を上回って成長する」とアピールしたが、株価は時間外で9.5%の下落となっている。
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